三木正俊

弁護士 札幌弁護士会所属

弁護士は基本的人権の擁護と社会正義の実現を使命とし、あらゆる権力や社会的勢力からの独立性が守られ貫かれることが要請されている存在であります。そして、この弁護士制度は、権力特に国家権力の違法行為から市民の権利・利益を擁護し裁判を受ける権利を実効的なものとするため、憲法上要求された制度であると考えられます。
私が司法試験を目指したのは、このような弁護士制度の意義に共感し、そのような存在としての弁護士になりたいと考えたからに他なりません。

実際に弁護士となって、私は多種多様な事件を取り扱ってきましたが、そこでのキーワードは、人権と正義と独立性です。依頼者が大企業であれ、生活者・消費者・労働者としての一市民であれ、私の事件処理に対するスタンスは変わりません。その事件がどのように解決されるのが正義にかなうのか、人権擁護の理念に合致するのか、事実関係を丁寧に把握し、依頼者と十分に協議しながら、弁護士としての考え方を独立した立場で示させていただいてきました。そのような事件処理が真の紛争解決となると確信しているからです。
また私は、後記のとおり、弁護士会の活動には、できるだけ参加するように努力してきました。それは、人権状況の改善に対する弁護士会のダイナミックな活動が、極めて大きな意義を有すると考えるからです。

私は後記のとおり、1985年(昭和60年)、東京弁護士会から札幌弁護士会に登録換えをし、現在の場所で弁護士1名、事務職員2名の三木法律事務所を開設しました。
その後、1996年(平成8年)勤務弁護士1名をはじめて採用し、徐々に弁護士・事務スタッフが増員となってきました。そして、2011年(平成23年)1月1日から、佐々木潤、山田裕輝の両弁護士との共同経営の法律事務所として、三木・佐々木・山田法律事務所に改組しました。2018年(平成30年)12月には組織変更を行い、現在の三木・佐々木法律事務所になりました。このように、少しずつ体制を整えてきたのは、一つにはどんな事件にも対応できる体制を整えたいと考えたからです。また、複数の弁護士が別の得意分野を保持し、補完しあうことができるというメリットもあります。さらには、複数弁護士の協働は、弁護士会活動など公益的活動の基盤となると考えました。
このたび共同事務所化することにより、組織力が強化できると考えておりますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。

経歴等

 

1951年(昭和26年) 6月22日生
出生地 北海道雨竜郡沼田町
1967年(昭和42年) 3月 沼田町立沼田中学校卒業
1967年(昭和42年) 4月 函館ラサール高等学校入学
1969年(昭和44年) 4月 函館ラサール高等学校中退
1971年(昭和46年) 大学入試資格検定試験合格
1972年(昭和47年) 4月 一橋大学法学部入学
1978年(昭和53年) 10月 司法試験第二次試験合格
1979年(昭和54年) 3月 一橋大学法学部卒業
1979年(昭和54年) 4月 司法研修所入所
1981年(昭和56年) 3月 同所修了
1981年(昭和56年) 4月 東京弁護士会で弁護士登録
1985年(昭和60年) 8月 札幌弁護士会に登録換三木法律事務所設立
2011年(平成23年) 1月 三木・佐々木・山田法律事務所設立
2018年(平成30年) 12月 三木・佐々木法律事務所へ組織変更
弁護士会略歴
1998年度(平成10年度) 札幌弁護士会副会長
2000年度(平成12年度) 札幌弁護士会高齢者・障害者支援委員会委員長
2001年度(平成13年度) 北海道弁護士会連合会常務理事
2002・2003年度(平成14・15年度) 札幌弁護士会業務改革委員会委員長
日弁連弁護士業務改革委員会副委員長
日弁連業務改革シンポジウム運営委員会委員
2004年度(平成16年度) 札幌弁護士会財務労務委員会委員長
日弁連財務委員会委員
2005年度(平成17年度) 札幌弁護士会両性の平等に関する委員会委員長
日弁連両性の平等に関する委員会委員
2006年度(平成18年度) 札幌弁護士会民事裁判の運営と改革に関する委員会委員長
日弁連民事裁判手続に関する委員会委員
2007年度(平成19年度) 札幌弁護士会常議員会議長
2008年度(平成20年度) 札幌弁護士会会長・日弁連常務理事
2009年度(平成21年度) 北海道弁護士会連合会理事長・日弁連常務理事
2011年度(平成23年度) 日本弁護士連合会副会長
公益委員歴
北海道介護保険審査会委員 2002年(平成14年)から2004年(平成16年)まで
北海道精神医療審査会委員 2002年(平成14年)から2008年(平成20年)まで
札幌市オンブズマン 2013年(平成25年)から2017年(平成29年)2月まで